根管治療|大阪市福島区にある歯医者【あいデンタルクリニック】|土曜日診療可

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根管治療とは

根管とは、神経や血管などが通っている歯髄が入っている管であり、歯髄は栄養や水分を歯に供給する役割があります。

虫歯が大きく進行し、神経まで達して痛みや感染が起きている場合、外傷によって歯に亀裂が入ったり、折れたりして感染した場合は、歯髄を取り除く必要があります。根管治療は、歯の根管の中で感染した神経や細菌を除去してしっかりと洗浄と消毒を繰り返してきれいにし、根管内で再感染が起きるのを防ぐために必要な治療です。痛みや腫れなどの症状を取り除くだけでなく、歯を少しでも長く使い続ける為にも大切な治療です。

神経を取り除く作業や根管内の洗浄と消毒が不十分な場合は、再治療が必要となる事があります。

すでに神経を取り除いて根管治療が完了している歯でも、治療後に根管内に細菌が侵入して感染する事があります。感染を起こしたまま放置していると、歯がズキズキ痛くなったり、炎症を引き起こし顔が腫れたり、根の先に膿が溜まったりした場合は再治療が必要になる事があります。

最終的には、歯の内部や骨が溶けて抜歯するしか治療方法が無くなります。

放置しておくと、歯を失う可能性が高まります。感染した歯は、自然治癒する事はありませんので、早期に治療する事をおすすめ致します。

根管治療とは

根管治療が必要になるケースは?

虫歯がかなり進行してしまうと、根管治療を行わないといけなくなります。

根治療が必要になるケースは、以下の5つがあります。

  1. 何もしていなくても歯がズキズキと痛みがある。
  2. 冷たい物や温かい物に凍みて歯が痛む。
  3. 歯肉が腫れていて膿が出てくる。
  4. 歯が変色している。
  5. 外傷で歯に亀裂や破折している。

根管治療の方法

根管治療には、以下の3つの種類があります。

抜髄(ばつずい)

感染根管治療

再根管治療

それぞれの治療方法について説明して行きましょう。

根管治療

抜髄(ばつずい)


抜髄治療は進行した大きな虫歯が原因で神経まで達した場合に行われる治療です。虫歯が深くなると、歯髄(神経や血管を含む組織)が炎症を起こし、歯の痛みや感染を引き起こします。この様な場合は、神経を取っていく必要があります。抜髄する事により、歯の痛みや炎症を改善する事が出来ます。

抜髄治療は、痛みを取り除き、歯を残す為に非常に重要な治療であり、歯の保存を目指す治療としてとても重要です。適切に治療を行われれば、長期間にわたり歯を健康に保つ事が可能である。

感染根管処置


感染根管治療とは、二次虫歯などによって歯の内部に細菌は入り込み炎症を起こしてしまった根管や自然に神経が壊死した歯の根管を治療する方法である。根管内で壊死した神経を除去し、細菌によって感染された根管内を全て取り除き、再感染を防ぐ為にきれいに消毒を行います。

感染した根管治療が必要な歯を放置していると、炎症が進行し、歯根が溶けて最終的には抜歯が必要になる事があります。そのため、早期発見、早期治療が大切です。感染根管治療は、適切な処置を受ける事で歯を保存出来る可能性が高まります。

再根管治療


再根管治療とは、以前に行った根管治療がうまくいかずに、再び感染や炎症が生じた場合に行われる治療です。

再根管治療では、被せ物や土台を外し、根管に詰まった充填剤を除去する作業が必要となります。隅々にまで入り込んだ充填剤を残さずに取り除いて、根管内を徹底的に洗浄と消毒をした後、隙間が出来ない様に充填剤を緊密に詰めて蜜閉します。ここでの封じ込めの徹底度が、再発防止の鍵となります。

再根管治療は、従来の根管治療よりも難しい作業となり、専門的な技術と経験が必要となります。

当院の根管治療の流れ

01.レントゲン

患部の状態を確認する為にレントゲン撮影を行います。

02.麻酔

表面麻酔を患部周辺に塗布してから局所麻酔をかけます。すでに根管治療をしている歯に対して再度の根管治療をする際局所麻酔は必要ないです。

03.歯を削る

歯に穴を開けて感染して軟らかくなった象牙質をきれいに取り除き根の管の部分まで歯を削ります。

04.神経を取る、治療した歯なら中に入っていた薬を取り除く

根管の中から炎症を起こした歯髄(神経と血管)を取り除く。又は死んでしまった歯髄を取り除く、再治療の場合は根管を埋める為に入れてあるゴム状の薬を取り除きます。

05.様々器具を使い根管内の清掃をする

根管長測定器という器機にファイルと呼ばれる器具を付け、正確に根の先までの長さを測定しながら、根管を少しずつ拡大していきます。

06.洗浄し仮封をする

拡大が終わったら、根管内を薬品できれいに洗浄して、仮封材で蓋をします。根管内の感染や根の先から膿が出なくなるまで、洗浄と消毒、仮封を何度か繰り返します。

07.最終的な薬を詰め根管内を埋める

根管内の感染や膿が出なくなり、根管が十分拡大出来たら、根の先か再び細菌感染を起こさない為に、薬材を詰めて根管をふさぎます。

08.詰め物、被せ物をする

レントゲン撮影をして根尖まで根充が出来たら削った部分を小さいならコンポジットレジンで修復したり、型取りをして金属の詰め物を作製したりします。削った部分が大きいなら土台を入れて被せ物を作製します。

根管治療は完了するまでに時間が掛かるため通院回数が多くなります。歯を長持ちさせる為には、根気よく治療に通う必要があります。

強い痛みが無くても、温かい物や冷たい物が凍みる場合や、腫れや排膿などの症状がある場合は、早めに歯科医院を受診して下さい。

根管治療の精度を高める取り組み

CTの使用


大臼歯の根管治療を行う時は、その歯の根管の数や湾曲状態、根尖部に病巣などある場合は、病巣の大きさ、位置などを確認する事が、重要と成りますので、当院では、CT撮影検査により、治療対象歯に関する根管情報を、把握する事により、安全、確実な根管治療が可能と成ります。

マイクロスコープで視野を拡大


さらに実際に治療する時は、拡大鏡とネクストビジョン(マイクロスコープ)を使用する事で最大80倍の拡大視野で、根管を確認しながら治療を行い、根管内の汚染物の取り残しを防ぐ事が出来ます。

ニッケルチタンの使用


大臼歯の根管治療を行う時は、その歯の根管の数や湾曲状態、根尖部に病巣などある場合は、病巣の大きさ、位置などを確認する事が、重要と成りますので、当院では、CT撮影検査により、治療対象歯に関する根管情報を、把握する事により、安全、確実な根管治療が可能と成ります。